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龍手 春季号vol.12より抜粋

タイトル: 未知の力が潜む? 一指禅  (坂本健錬士師範)

龍精日本の技術部委員会ミーティングが開催された翌日の3月22日そして 23日の二日間、平成15年度春季技術講習会が坂本錬士師範の指導の下、 岩槻市体育センター武道場で開催されました。

今回は少林一指禅における立禅が大きな着目事項。 「気のボールを作ってみる」 これは以前からの課題でしたが、本格的な挑戦は初めての経験です。 それぞれがはたして何か感じ取ることができたでしょうか。技術講習内容は次の通りです。
(尚、仙骨調整法は次回からの課題です。)

形意形・抜塞(バッサイ)の技法分析
1 歩法 (大地に根を張る) ・ 半月歩 ・ 這い
2 手刀と突き (隠れと変化) 手刀・かぎ突き もろ手突き
3 振り腰 (腰を切る) 回し受け・掻き分け 引き落とし

変手柔法
柔法は技法範囲と奥行きが広くそして深いので、前技法の練習と知識が必要となります。
1 棍を媒体にして呼吸法に意識をのせる
2 推手・巻き手・掛け手で気をかけあう
3 反転・輪転の習熟
4 通す力、刺す力、力の吸収という技法のを学ぶ   

少林一指禅 (少林気功内勁一指禅)
「木」を抱いて「気」を養成しそして練る。
この技法は龍精空手道の「導引法」に分類されるもので、身体の内なる力を練ることに主眼がおかれています。 この他に八段錦、八動功そして易筋経があります。「導引法」は古流を学ぶ上でさけては通れない技法なのです。

タイトル: 力必達 (坂本健錬士師範)

私は最近再びチベット仏教に関する本を読むようになりました。「何故仏教の本を?」と思う人がいるかもしれません。私は空手と仏教を強引に関連づけようと考えたわけではないのですが、 いつのまにかに辿り着いてしまったのです。そこには「呼吸法をもっと知りたい」という追求姿勢がありました。

皆さんの中にも、”自分が決して望んだわけではないのだけれどもそう(こう)なってしまった”という経験 あるいは体験があると思います。自分が望むと望まないにもかかわらず、何か別の力によって導かれてしまう。 それが自然なのかあるいは必然的なのかを論ずるのは他に譲りますが、目指す物事に突き進んでいくと次から次へと 何かの提示がなされることは間違いのない事実のようです。これは実感です。

私は技法を追及する上で妥協を禁句 としています。一昨年唐手活動50周年を迎えたアメリカ千唐流ドミトリチ先生の自叙伝の題名が「The Endless Quest」です。 「終わりのない探求(求道精神)」と訳すことができます。新しい息吹が吹きこまれた龍精空手道の発展を目指し、次の新しい提示(啓示?)そして発見を楽しみにしながら修行に励みます。